2025年2月28日、東京電力・東北電力エリアでドコモでんきの新規申込み受付が再開。これで沖縄・離島を除く全国で利用可能となりました。
2025年6月からは一部地域でドコモ ガス🔥の提供も開始されます。
ここではドコモでんきの概要・ポイント還元率の説明と、実体験を交えて申込み方法を解説します。
- ドコモでんきの概要、注意点
- ポイント還元率(日本地図を使ってエリアごとの比較)
- Greenで「どのくらいポイントがたまるか」の検討例
- 申込み方法
ドコモでんきのおトクが進化!
- 【新料金プラン】セット割110円!(MAX、ポイ活MAX、ポイ活20、mini)
- 【dカード PLATINUM】Greenで12% or 20%ポイント還元!(初年度は無条件)
- 【ドコモ ガス🔥対象エリアの方】セット割で更に+2%! (2025年6月~)
- 関東・東北でも受付再開!
ドコモでんき💡とは
電気料金に対してポイント還元!
ドコモでんきはNTTドコモが提供する電力サービスです。
ドコモでんきの最大の特徴はdポイント還元です。電気料金に対して最大20%のdポイントが付与されます。
その他以下のような特徴があります。
特長 | コメント |
---|---|
いわゆる 「新電力」の1つ | ドコモ運営なので会社が潰れるリスクが低い |
電気料金に対して dポイントがもらえる | dカードで支払うと還元率UP |
料金プランがシンプル (GreenとBasicの2つ) | オール電化のプランは無い |
GreenはBasicより 基本料金が 500円(税込)高い | Greenはポイントがより多くもらえる |
ドコモユーザーは 110円(税込)のセット割 | ■対象プラン ドコモ MAX・ドコモ・ポイ活 MAX・ドコモ ポイ活 20・ドコモ mini |
ドコモ ガスとの セット割 | 2025年6月から |
料金が変動する | 燃料価格変動等により料金UPのリスク |
解約金なし | いつでも乗り換え可能 |
ドコモでんきはドコモユーザー、特にdカード GOLD・PLATINUMの利用者はポイントがたまりおすすめです。
ただポイント還元率は料金プラン(Green、Basic)、エリア、dカードの種類で大きく異なります。
ドコモでんきのデメリット
ドコモでんきの注意点は以下の3点です。
【※】料金が変動する仕組み(=調整単価)はかなり複雑で、以下の記事で調査しました↓
料金プランごとのポイント還元率
料金プラン(Green、Basic)ごとのポイント還元率を比較します。
Basicの還元率
ドコモでんきBasicのプランのポイント還元率はシンプルです。
Basicの還元率:2%固定
(dカード系での支払い、かつドコモ回線契約ありの場合)
Greenの還元率
ドコモでんきGreenのプランのポイント還元率はかなり複雑です。
GreenはBasicより基本料金が500円(税込)高いですが、その分ポイント還元率が高いです。
Greenの還元率:4~20%
(dカード系での支払い、かつドコモ回線契約ありの場合)
【日本地図で比較】エリアごとのポイント還元率
ドコモでんきGreenのポイント還元率は電力会社のエリアにより2つに分けられます。
ぴったり!検討ラボでは、少しでもわかりやすくするためにこの2つのエリアを「関西系エリア」と「東京系エリア」と呼びます。
項目 | 関西系エリア | 東京系エリア |
---|---|---|
電力会社 | 中部電力エリア 関西電力エリア 九州電力エリア | 北海道電力エリア 東北電力エリア 東京電力エリア 北陸電力エリア 中国電力エリア 四国電力エリア |
ポイント還元率 | 高い (最大20%) | 低い (最大12%) |
以下に日本地図で整理してみます。

2025年、全国の燃料費調整単価の状況です。4月、5月と値上がり傾向です。
水色:関西系(最大20%)、青色:関西電力
黄色:東京系(最大12%)、緑色:東京電力
dカードの種類ごとの還元率
dカードの種類によるドコモでんきGreenのポイント還元率を下表にまとめます。月500円(税込)多めに払っても、それ以上のポイントが得られそうな方(=比較的電気を多く使うご家庭)はGreenがおすすめです。
dカードの種類 | 関西系エリア | 東京系エリア |
---|---|---|
PLATINUM (初年度) | 20% | 12% |
PLATINUM (2年目以降) 【※】 | 20% 15% 10% | 12% 9% 6% |
GOLD GOLD U | 10% | 6% |
ノーマル | 5% | 4% |
dカードでの支払い、かつドコモ回線契約ありの場合
【※】2年目以降は毎月のショッピング額により変動
Greenでどのくらいポイントがたまる?
ドコモでんきGreenはBasicや旧電力より基本料金が500円(税込)高いです。その分ポイント還元率が高いですが、実際にどのくらいポイントがたまるのでしょうか。
ぴったり!検討ラボの予測では、以下のような方はポイントで元が取れる可能性が高くGreenがおすすめです。
- dカード GOLD利用者、かつ電気代を多く使っている(月平均1万円以上)
- dカード PLATINUM(初年度)
以下の記事でより詳しい検討を行っています↓
旧電力(=東京電力)との比較
ドコモでんきと旧電力で電気の品質はまったく同じです。
ここでは旧電力の代表として東京電力(スタンダードS)とドコモでんきの比較表を示します。
ほとんどの項目に違いはなく、下表の★の項目が主な違いです。
項目 | 東京電力 | ドコモBasic | ドコモGreen |
---|---|---|---|
★基本料金 | 同じ | 同じ | 500円(税込)高い |
電力量料金 | 同じ | 同じ | 同じ |
燃料費等調整額 | 同じ (上限なし) | 同じ (上限なし) | 同じ (上限なし) |
電源費用等調整額 | なし | なし | なし |
再生可能エネルギー 発電促進賦課金 | 同じ | 同じ | 同じ |
★ガスとのセット割 | あり 102円(税込)おトク | なし 【※】 | なし 【※】 |
★dポイント還元 | なし | 2% | 最大 12%or20% |
【※】2025年6月からドコモ ガス🔥が始まります。ドコモでんきとのセット割り2%が付く予定です。
東京電力との比較は、以下の記事でより詳しく取り扱っています↓
ドコモ ガス🔥との連携
ガスとのセット割りがないのがドコモでんきの弱点だったのですが、2025年6月からドコモ ガス🔥が始まります。ドコモ ガス🔥で1%のポイントがもらえ、更にセット割りでドコモでんき💡に+2%が加算されます。
ドコモでんき💡の始め方
ドコモでんきの申込みは、ネットで簡単に行えます。基本的に訪問工事なども不要です。
2025年2月に私も実際に旧電力からドコモでんきへ乗り換えましたが、ネットでの申込み作業は10分くらいで完了しました。元々使っていた電力会社への連絡や変更手続きも不要です。
まずはキャンペーンのチェック
実施中のキャンペーンがないかをチェックしましょう。ドコモでんきのキャンペーンは多くありませんが、私が認識しているキャンペーンは以下です。
キャンペーン名「家計まるごとdカードのお支払いがおトク!」
エントリーが必要です!
↑こちらのキャンペーンは、電気・ガス・水道などの料金をdカードで支払う形で開始すると、500ポイントずつもらえるというもの。
ドコモでんきも対象ですので、忘れずにエントリーしておきましょう。
申込み手続き
申込みはネットで簡単にできます。私も申込みましたが作業は10分くらいで完了しました。
元々使っていた電力会社への連絡も不要です。
切り替わりタイミング
申込みが完了しましたら次回(または次々回)の検針日以降ドコモでんきに切り替わります。
まとめ
ドコモでんきは、dカード利用者はdポイントがたまるのでおトクです。
ただエリアやdカードの種類によりポイント還元率が異なり、GreenにするかBasicにするかが悩みどころですね。基本的には以下のような人はGreenがおすすめです。
- dカード PLATINUMの人(特に初年度)
- dカード GOLDで電気代を多く使う人
更にドコモ ガス🔥の対象エリアの人はセット割りもありますので、ドコモでんきはおすすめです。
私はついにドコモでんきも契約してしまい、いよいよドコモ経済圏から抜け出せなくなってきました。せっかくですのでおトクに活用していきたいと思います!
ドコモでんきのおトクが進化!
- 【新料金プラン】セット割110円!(MAX、ポイ活MAX、ポイ活20、mini)
- 【dカード PLATINUM】Greenで12% or 20%ポイント還元!(初年度は無条件)
- 【ドコモ ガス🔥対象エリアの方】セット割で更に+2%! (2025年6月~)
- 関東・東北でも受付再開!
以上、ぴったり!検討ラボでした!
ドコモでんきGreenのポイント還元率は
「西高東低」
の傾向ですね(中国、四国は例外)
ポイント還元率だけ見ると関西系エリアの方がおトクにみえますが、調整費が高い傾向があります。