dカードプラチナ(PLATINUM)でdポイントが貯まりやすくなりました。
ポイントがたくさん貯まるのはうれしいのですが、ポイントの使い方に悩みますよね。
しかし2024年12月9日、そんな悩みをすべて解決する「dカードご利用代金の支払いにつかう」機能がスタートしました。
この機能、正式名称が長いのでここでは、
「dカード充当」機能
と呼びます。
「dカード充当」機能では、貯まったdポイントをdカードの利用代金に充当する(=割り当てる)ことが可能です。
公式サイトで調べてみるとかなりよい機能です。ただ公式サイトの説明だけでは判断できない懸念点がいくつか残りました。そこでドコモのお問合わせ窓口に確認していろいろと教えていただきました。
まだ公式の情報が少ないので追加調査を実施中ですが、特にdカードプラチナユーザーには大きなメリットが期待できる機能です。
【私の結論】今後dポイントの使い方は「dカード充当」に集約する
これまでにもさまざまな使い方があったdポイントですが、どれも一長一短で私にぴったり!なものではありませんでした。しかし、この「dカード充当」機能はその弱点をカバーし、私だけでなく多くのユーザーにとって理想的な解決策となる可能性があります。特にdカードプラチナを利用している方には強くおすすめできます。
私は今までdポイントの有効期限が近づくと、お買物の時d払いアプリで「dポイントを利用する」にチェックを入れてポイントを使っていました。しかしその場合、ポイントで支払った分に対してはポイントが付与されません。なんか損した気持ちになっていました。
これからは普段のお買物ではポイントを使わずしっかり貯めて、貯まったポイントはすべてこの「dカード充当」機能で消費することでこの悩みも解消されます。
また公式サイトではアピールされていませんが「毎月のショッピングご利用金額」は充当”前”の金額で計算されるという点もかなりのメリットです。このあと詳しく説明します。
「dカード充当」機能。旧機能(iDキャッシュバック)からの進化点
正式名称は「d カードご利用代金の支払いにつかう」機能。
その名の通り、貯まったdポイントをdカードの利用代金に充当する(=割り当てる)ことができる機能です。つまりdポイントを使ってdカードの毎月の請求額(=銀行引き落とし額)を減らすことができるのです。
正式名称が長いのでここでは「dカード充当」機能と呼びます。
この機能は元々あった「iDキャッシュバック(d カード)」機能を改良し、名前を変えてリニューアルしたものです。
【旧】「iDキャッシュバック(d カード)」機能
【新】「d カードご利用代金の支払いにつかう」機能(「dカード充当」機能)
旧機能(iDキャッシュバック)も期間限定ポイントの使い方としてよい機能だったのですが、以下の弱点がありました。
これらの弱点をなくす形で、2024年12月9日に新機能(「dカード充当」機能)として生まれ変わりました。
これにより、dポイントをより自由かつ効率的に活用できるようになりました。
「dカード充当」機能。気になる3つの懸念点も問題なし
「dカード充当」機能は、公式サイトを見るとかなり魅力的な機能であることがわかります。しかし私は以下の3点について懸念が残り「本当におトクな機能なのかな?」と半信半疑でした。
- 期間限定ポイントが途中で失効してしまわないか
- 充当することで「毎月のショッピングご利用金額」が目減りしてしまうのではないか
- 充当することで「年間ご利用額特典」の判定に使われる「1年間のお買物額累計」が目減りしてしまうのではないか
公式サイトにも記載がなかったので、ドコモのお問合わせ窓口に確認し教えていただきました。その結果、私の懸念はなくなりました。この「dカード充当」機能、隙がなさそうです。
【懸念点①】期間限定ポイントが途中で失効してしまわないか
「dカード充当」機能を使用してdポイントを充当すると翌月(または翌々月)のカード支払いに適用されます。
ここで心配になるのが充当した期間限定ポイントが、カード支払い日になるまでに有効期限に達して消滅してしまうのではないか、という点です。
しかし心配は無用でした。お問合わせ窓口にて以下のように教えていただきました。
「dポイント充当」の申込みをした時点でdポイントを使用したことになります
期限ギリギリのポイントも「dカード充当」機能に申込んでしまえば期限切れの心配はありません。
【懸念点②】充当することで「毎月のショッピングご利用金額」が目減りしてしまうのではないか
結論から言うと答えはNoです。目減りしません。
この話は少しややこしいので、まず私が何を心配していたかを説明します。
例えばマネックス証券のクレカ積立に対するポイント付与率は以下です。(dカードプラチナ2年目以降の例)
毎月のショッピング利用額 | ポイント付与率 |
---|---|
10万円未満 | 1.1% |
10万円以上~20万円未満 | 2.1% |
20万円以上 | 3.1% |
例えばドコモ利用料金(ケータイ、ドコモ光、ドコモでんき)対するポイント付与率は以下です。(dカードプラチナ2年目以降の例)
毎月のショッピング利用額 | ポイント付与率 |
---|---|
10万円以下 | 10% |
10~20万円以下 | 15% |
20万円以上 | 20% |
ここで気になるのが「dカード充当」機能でdポイントを充当してしまうことで損してしまわないかという点です。
例えば以下のようなケースが想像できます。
- ドコモ利用料金(ケータイ+光)が1万円だった
- ショッピング利用額がギリギリ10万円を超えていた
- 「dカード充当」機能で1,000ポイントをカード支払いに充当する
- 充当後のカード支払い額は約9万9千円になり10万円を下回る
ここで気になるのが「毎月のショッピングご利用金額」がどうなるかという点。お問合わせ窓口にて以下のように教えていただきました。
安心しました。もし「毎月のショッピングご利用金額」がポイント充当”後”の金額で計算されてしまうと、上記のケースではせっかく充当したのに損してしまいます。(下記のイメージ)
【懸念点③】充当することで「年間ご利用額特典」の判定に使われる「1年間のお買物額累計」が目減りしてしまうのではないか
似たような懸念点で、dカードゴールドやプラチナの「年間ご利用額特典」の判定に使われる「1年間のお買物額累計」があります。しかしこちらも心配ありませんでした。
ドコモのお問合わせ窓口にて以下のように教えていただきました。
充当しても「1年間のお買物額累計」には全く影響しません。単純にカードの請求額を一部ポイントでまかなっているイメージです。
似たような機能。「ドコモ料金への充当」【要注意】
「dカード充当」と似たような機能で「ドコモ料金への充当」というものがあります。
この「ドコモ料金への充当」は、ドコモのケータイ、ドコモ光、ドコモでんきなどの料金にdポイントを充当するというものです。
この「ドコモ料金への充当」は条件によっては損する場合もあるので注意が必要です。以下の記事に詳しくまとめました。
更に以下の記事は「dカード充当」と「ドコモ料金への充当」の機能比較です。
「dカード充当」機能。注意点は?
1番の注意点は「dカード充当」機能は古いdカードでは使用できないという点です。プラチナの方はすべて新しいdカードなので問題なく使用できます。
その他、下記dポイントクラブの公式サイトには「dカード充当」機能の注意点として充当の対象外となる支払いについての記載があります。しかし一般的な使い方でしたら気にする必要はなさそうです。
クレジットカード番号が「4363」「5344」「5365」のいずれかから始まる方の充当対象外のdカードショッピングご利用代金
・1回払い以外のカードご利用代金(2回払い/リボ払い※/分割払い/ボーナス1回払い)
【公式】dポイントクラブ「dカードご利用代金の支払いにつかう(旧iDキャッシュバック(dカード))に関するご注意」
・キャッシングご利用代金
・年会費
・遅延損害金
※リボ払いの初回お支払い分に関しては、充当対象になります。
【2025年1月11日・修正】前提としてポイント充当となるのはショッピングご利用代金であるという点です。マネックス証券のクレカ積立(dカード積立)はショッピングとはみなされずポイント充当の対象外となります。
まとめ
dカードプラチナでdポイントがどんどんたまりますが、dポイント(特に期間限定ポイント)の使い方に悩んでいました。
この「dカード充当」機能の開始によって私の悩みはすべて解決。もう無条件に自動でdカード支払いにポイント充当してくれるシステムを作ってもらいたいくらいです。
余談ですがこの機能の正式名称、
「dカードご利用代金の支払いにつかう」機能
名前が長いですよね。何かキャッチーな呼び名があればもっとアピールになると思うのですが。。。これまでは「iDキャッシュバック」とか「充当」とか、少しイメージしづらい名前だったので、長いけどわかりやすいサービス名にしたのかもしれません。
今回の改善は個人的には神改善と言えそうな内容です。今後のドコモ経済圏の可能性を感じました!更なる改善を期待します。
そして、せっかくの良い機能ですので改悪されてしまわないことを切に願います。。。