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【シミュレーター付】dポイント「ドコモ料金への充当」「料金充当特典」はおトク?損?

ドコモのケータイ料金をdポイントで支払える「ドコモ料金への充当」機能。dカード利用者にとってこの機能が本当におトクなのかを調査してみました。

【シミュレーターについて】ポイント充当することでどのくらいおトクになるかの計算機をつくりました。目次の下に設置しましたのでお試しください!

  • 本記事は私の個人的な見解です。私はギガライト(旧プラン)とドコモ光の料金をdカードプラチナで支払っていますので、そちらを中心に調査しました。
  • 本記事(計算機を含む)はできる限り正確な情報を提供するように努めておりますが誤りがある可能性がございます。【免責事項

2025年7月(予定)から「ドコモ料金への充当」が強化されあらかじめ設定したポイント数を毎月自動で充当する機能が追加されるようです。

【公式】2024年12月18日ドコモ報道発表

「dポイントクラブ」のサービス内容の変更および一部サービスの提供終了について
「あらかじめ設定したポイント数を毎月自動で充当する機能を追加」

【シミュレーター】おトク計算機

1円単位の誤差はご容赦ください。(バグがあるかもしれません。。。)

カードポイント還元率(税抜1,000円単位)
dカード1%
dカードゴールド10%
dカードプラチナ(本会員)【初年度】20%
【2年目以降】前々月16日~前月15日ショッピング利用額による
・10万円以下:10%
・10~20万円以下:15%
・20万円以上:20%
dカードプラチナ(家族カード)【初年度】20%
【2年目以降】10%(固定)

【結論】「ドコモ料金への充当」おトクな場合と損する場合がある

「ドコモ料金への充当」はいろいろな要素が絡み合い、おトクになるか損するかの判断がむずかしいです。

いろいろな要素
  • ドコモ利用料金
  • ドコモ利用料金に対するポイント還元率(1%、10%、15%、20%、など)
  • 現在のdポイントクラブの会員ランク(5つ星なら5%の料金充当特典、など)
  • 充当するポイント数

特に利用料金に対するポイント還元率の影響が大きいです。dカードプラチナのようにポイント還元率が高ければ高いほど損してしまうリスクが増えます。

dカード(ノーマル)利用者にはおすすめ

調査の結果、dカード(ノーマル)の利用者はドコモ料金へのポイント充当で、比較的安定しておトクが得られそうです。ポイントの使い方として「ドコモ料金への充当」はおすすめできます。

これはdカード(ノーマル)の利用料金に対するポイント還元率が「1%」と低くいことが要因。「ポイント充当することで本来もらえるはずだったポイントが減ってしまう」というデメリットが小さいため、メリットを十分に得ることができます。

またahamo、irumo、ahamo光は利用料金に対するポイント還元がないため、料金充当をおトクに活用できるかもしれません。

dカードゴールド、プラチナ利用者は要注意!

調査の結果、dカードゴールドやプラチナの利用者は利用料金に対するポイント還元率が「10~20%」と高いため「ポイント充当することで、本来もらえるはずだったポイントが減ってしまう」という悪影響が大きいです。正直ポイントの使い方として「ドコモ料金への充当」はおすすめしません。

dカードゴールド、プラチナ利用者におすすめしない理由
  • ポイント充当することで損してしまうリスクが高い
  • おトクになる条件もあるが毎月の充当作業が大変
  • 毎月の「ショッピングご利用金額」が目減りする
  • 「dカードご利用代金の支払いにつかう」機能の方が使いやすそう

特にdカードプラチナの入会初年度はポイント還元率が20%なので、ポイント充当するとほぼすべての条件で損してしまうと予想します。

ポイント還元率カード結論
10%、15%dカードゴールド、dカードプラチナ(2年目以降)条件によってはおトクになるが、毎月の充当作業が大変。おすすめしない
20%dカードプラチナ(入会初年度)ほぼすべての条件で損してしまう。おすすめしない

この調査の背景

2024年12月9日「dカードご利用代金の支払いにつかう」機能がスタートしました。これは非常に優秀な機能で、dカードプラチナ利用者がdポイントを消化する方法の最有力候補になりそうです。

一方、既存の類似機能である「ドコモ料金への充当」があります。

どちらがおトクなのかを知りたかったため、今回「ドコモ料金への充当」について調査することにしました。

「ドコモ料金への充当」とは

ドコモのケータイ料金などをdポイントで支払うことができる機能です。期間限定ポイントが失効してしまいそうなときに1円単位で充当できる点が特徴。

対象となるドコモ料金
  • ドコモのケータイ料金(およびサービス利用料金)
  • ドコモ光の料金
  • ドコモでんきの料金

細かい話ですが、ケータイ料金の中の以下の料金は充当対象外です。1円単位で充当を管理したい方はご注意ください。

  • ユニバーサルサービス料(2円)
  • 電話リレーサービス料(1円)
  • 他社接続サービス通信料[5G](ナビダイヤル等の通話料のことです)
サービスの特長
  • 1ポイント単位でポイント充当可能
  • 期間・用途限定ポイントも充当可能(利点①)
  • 申し込み月の翌月請求分から充当される
  • 余ったポイントは最大6か月繰り越せる
  • ポイントがおトクになる仕組みがある(利点②、③)

以下は公式サイトの説明です。

しかしこの「ドコモ料金への充当」には利点弱点があります。トータルでみて本当におトクなのでしょうか。詳しく調査してみました。

「ドコモ料金への充当」の利点

【利点①】期間・用途限定ポイントが使える

「ドコモ料金への充当」は、2024年1月10日から期間限定ポイントによる充当も可能になっています。これは非常に大きな利点です。

しかし2024年12月9日にスタートした「dカードご利用代金の支払いにつかう」機能も期間限定ポイントによる充当が可能ですので、今回の調査ではこの利点は着目しません。

【利点②】料金充当特典(最大5%)

2024年10月3日から「料金充当特典」というサービスが追加されました。

ドコモ料金にdポイントを充当すると、dポイントクラブの会員ランクに応じて充当したポイントの最大5%分が追加で充当されるというもの。このポイントは充当申込み月の翌々月請求分に自動で充当されます。

会員ランク追加で充当されるポイント
5つ星充当したポイント×5%
4つ星充当したポイント×2%
3つ星充当したポイント×1%
1つ星、2つ星なし

以下は公式サイトの説明です。終了時期は未定ですがあくまで期間限定で提供している特典のようです。(終了する場合は3か月前に通知)

【公式】dポイントクラブ

【利点③】充当したポイントの約10%おトク

「ドコモ料金への充当」は消費税の金額に対してポイントが充当されます。「だから何?」といった内容なのですが、調べてみると要は「充当したポイントの約10%分、勝手におトクになります」ということのようです。以下公式サイトの説明の概要です。

2023年10月1日の「インボイス制度」への対応(税計算端数処理は1回までと定められた)に伴い、利用者にメリットがある現状のルールになりました。

【以前】消費税の料金にポイントが充当される
【現状】消費税の料金にポイントが充当される

【公式】dポイントクラブ

以下に具体例を示します。

【具体例】500ポイントを充当

  • 【以前】3,000円(税込)に500ポイント充当する → 支払う額:2,500円
  • 【現状】2,727円(税抜)に500ポイント充当する → 支払う額:2,227円+消費税10%=2,450円 (50円おトク)

充当したポイントのおよそ10%分おトクになります。充当するポイントが多いほどおトクが大きくなります。

以下公式サイトにより詳しい説明があります。

【公式】dポイントクラブ

「ドコモ料金への充当」の弱点

【弱点①】取得ポイント減少のリスク

dカードゴールドやプラチナを使ってドコモのケータイ料金などを支払うと、1,000円(税抜)単位の料金に対して10%~20%分のポイントが付与されます。(ただし、ahamoやirumoは対象外)

弱点①
  • ドコモ料金にポイント充当した場合、充当後の金額で1,000円単位の判定が行われる
  • そのためポイント充当することで本来もらえるはずだったポイントがもらえなくなるリスクがある

具体例】ポイント充当することでポイントが減ってしまう

この例の条件>

  • ケータイ料金が4,200円(税抜)
  • 1,000円単位のポイント還元率が10%

ポイント充当しなかった場合

  • 4,000円×10% = 400ポイント付与される

ポイント充当した場合

  • 300ポイント充当
  • 支払額は3,900円(税抜)になる
  • 3,000円×10% = 300ポイント付与される
  • 100ポイント減ってしまう

余談ですが、このドコモ料金に対しポイント付与されるシステムは「ポイント付与が1,000円単位の料金に対して計算される」という点以外にもいくつか注意点があります。

【注意点】

  • 1,000円単位でもらえるポイントは、ケータイ料金、ドコモ光、ドコモでんきで分けて計算されます。
  • 家族のケータイ料金も分けて計算されます。
  • ahamoやirumoは対象外。ahamo光も対象外。

【具体例】還元率10%の場合

項目料金(税別)もらえるポイント
ケータイ(自分)3,800円300ポイント
ケータイ(家族)2,500円200ポイント
ドコモ光5,400円500ポイント
ドコモでんき6,300円600ポイント
合計18,000円1,600ポイント

合算して計算してくれれば、1,800ポイントになるのに。。。なお還元率20%だと更に大きな差が出ます。ここは改善していただきたいです。(そもそも1円単位で計算してくれればよいのに。)

以下は公式サイトの説明ですが、上記注意点があまり強調されていません。私は合算で計算されると勘違いしていました。優しくないですよね。

【弱点②】毎月の「ショッピングご利用金額」目減り

これはdカードプラチナ利用者のみ、かつ入会2年目以降に影響する弱点です。

dカードプラチナでは毎月の「ショッピングご利用金額」に応じて各種ポイント還元率が変動します。(入会初年度は無条件で最高還元率になります)

つまり毎月の「ショッピングご利用金額」は入会2年目以降のdカードプラチナ利用者にとって重要で、ポイント獲得に大きな影響があります。

弱点
  • 毎月の「ショッピングご利用金額」はポイント充当の金額で計算される
  • ポイント充当を行うことで毎月の「ショッピングご利用金額」が目減りしてしまい、各種ポイント還元率が下がってしまうリスクがある

例えばドコモ利用料金(ケータイ、ドコモ光、ドコモでんき)対するポイント還元率は以下です。(dカードプラチナ2年目以降の場合)

毎月のショッピング利用額ポイント還元率
10万円以下10%
10~20万円以下15%
20万円以上20%

更にマネックス証券のクレカ積立に対するポイント還元率は以下です。(dカードプラチナ2年目以降の場合)

毎月のショッピング利用額ポイント還元率
10万円未満1.1%
10万円以上~20万円未満2.1%
20万円以上3.1%

【弱点③】年間の「お買物累計額」目減り

これはdカードゴールド、プラチナの利用者のみの注意点。それほど大きな弱点ではありません。

弱点
  • dカードゴールド、プラチナの「年間ご利用額特典」の判定で使用される「お買物累計額」は、ポイント充当の金額で計算される
  • 「もう少しで1つ上の特典がもらえたのに」ということが起こる可能性がある

「お買物累計額」は毎年12月15日までのショッピング利用金額(税込)で集計されます。現状の金額はdカードのサイトなどから確認できますので、気がついた時にチェックしておくと安心です。

【具体例】おトクなケース、損するケース

「ドコモ料金への充当」の仕組みは、利点と弱点が複雑に絡み合っており、おトクになるのか損するのかの判断がむずかしいです。

以下に実例をあげて分析します。

【例①】ケータイ料金3,400円(税別)

イメージしにくいのでグラフにしてみました。せっかくポイント充当しても損してしまうリスクがあることがわかります。

共通の条件
  • ケータイ料金:3,400円(税別)
  • ケータイ料金に対するポイント還元率:10%(dカードゴールド、等)
  • 充当特典:5%(dポイントクラブの会員ランク5つ星)
ドコモ料金への充当(料金3400円へポイント充当時のグラフ)

3,400円(税別)+ 消費税340円 = 3,740円

得られるポイント①(1,000円ごとのポイント):300ポイント
実質の支出は 3,740円 - 300ポイント = 3,440円

3,400円(税別)に300ポイント充当 → 3,100円(税別)
3,100円(税別)+ 消費税310円 = 3,410円
(ここで税別金額にポイント充当されるため消費税が30円おトクになっている)

充当した300ポイントを使用したことになるので 3,410円 + 300ポイント = 3,710円を払っている計算

得られるポイント①(1,000円ごとのポイント):300ポイント
得られるポイント②(料金充当特典):300ポイント × 5% = 15ポイント
合計:315ポイント

実質の支出は 3,710円 - 315ポイント = 3,395円
充当しない場合(3,440円)と比べて45円分おトク

3,400円(税別)に500ポイント充当 → 2,900円(税別)
2,900円(税別)+ 消費税290円 = 3,190円
(ここで税別金額にポイント充当されるため消費税が50円おトクになっている)

充当した500ポイントを使用したことになるので 3,190円 + 500ポイント = 3,690円を払っている計算

得られるポイント①(1,000円ごとのポイント):200ポイント
得られるポイント②(料金充当特典):500ポイント × 5% = 25ポイント
合計:250ポイント

実質の支出は 3,690円 - 250ポイント = 3,465円
充当しない場合(3,440円)と比べて25円分損する

【例②】ドコモ光料金5,400円(税別)

ドコモ光は毎月の料金が一定なので管理しやすいかもしれません。おトクを狙って税抜が1,000円単位になるように400ポイント充当したケースと、全額分(5,400ポイント)を充当したケースを見てみましょう。

結論をいうと全額充当したケースが1番おトクになります。

共通の条件
  • ドコモ料金:5,400円(税別)
  • ケータイ料金に対するポイント還元率:10%(dカードゴールド、等)
  • 充当特典:5%(dポイントクラブの会員ランク5つ星)
ドコモ料金への充当(料金5400円へポイント充当時のグラフ)

5,400円(税別)+ 消費税540円 = 5,940円

得られるポイント①(1,000円ごとのポイント):500ポイント
実質の支出は 5,940円 - 500ポイント = 5,440円

5,400円(税別)に400ポイント充当 → 5,000円(税別)
5,000円(税別)+ 消費税500円 = 5,500円
(ここで税別金額にポイント充当されるため消費税が40円おトクになっている)

充当した400ポイントを使用したことになるので 5,500円 + 400ポイント = 5,900円を払っている計算

得られるポイント①(1,000円ごとのポイント):500ポイント
得られるポイント②(料金充当特典):400ポイント × 5% = 20ポイント
合計:520ポイント

実質の支出は 5,900円 - 520ポイント = 5,380円
充当しない場合(5,440円)と比べて60円分おトク

5,400円(税別)に5,400ポイント充当 → 0円(税別)
消費税も0円
(ここで税別金額にポイント充当されるため消費税が丸々540円おトクになっている)

充当した5,400ポイントを使用したことになるので5,400円を払っている計算

得られるポイント①(1,000円ごとのポイント):0ポイント
得られるポイント②(料金充当特典):5,400ポイント × 5% = 270ポイント
合計:270ポイント

実質の支出は 5,400円 - 270ポイント = 5,130円
充当しない場合(5,440円)と比べて310円分おトク

全額充当した例では、310円×12か月で年間では3,720円のおトクとなります。これが実現できればかなり大きいです。しかし更なる調査で以下の注意点がみえてきました。

注意点①

上記の例はポイント還元率10%で計算した例です。dカードプラチナは初年度の還元率が20%となり結果が大きく異なります。

注意点②

毎月同じポイント数を充当するのは大変

上記注意点については以下で説明します。

【更に調査①】ポイント還元率ごとに比較

「ドコモ料金への充当」がおトクになるか否かは下記の2つの影響が大きいです。

  • ドコモの利用料金
    ポイント充当により1,000円単位でぴったりになるようにするとおトクになる
  • ケータイ料金に対するポイント還元率
    還元率が高くなると損する傾向になる

dカードプラチナは入会初年度の還元率が20%になります。この場合、ドコモ料金へポイント充当してしまうとほとんどの条件で損してしまうことがわかりました。

以下に3つのグラフで説明します。
(いずれも料金充当特典は5%(=5つ星)で計算しています。)

【還元率ごとに比較①】料金5,400円(税抜)

料金が5,400円(税別)の例です。

ドコモ料金への充当(還元率ごとの料金5400円へポイント充当グラフ)
  • 【還元率1%】充当すればするほどおトクになります
  • 【還元率10%】おトクになることが多いです。特に1,000円単位になるように充当することでよりおトクになります
  • 【還元率15%】何も考えずに充当するとおトクになる場合と損する場合が半々くらいです。1,000円単位になるように充当すればおトクになります。
  • 【還元率20%】ほぼすべての条件で損してしまいます

【余談】

上記15%のグラフは、ちょうど0円のラインを中心に上下しています。

2024年10月3日に料金充当特典が追加され「おトクな特典」として紹介されています。しかし2024年11月に始まったdカードプラチナでは新たに15%や20%の高還元率が登場。当時のルールのままでは損をさせてしまいます。この特典はそこを微調整するためだったのではないかと邪推してしまいます。(もちろん実際には利用者のことを考えて追加してくださった特典だと思っています。)

【還元率ごとに比較②】料金4,900円(税抜)

次は料金が4,900円(税別)の例です。

上記5,400円(税別)の例よりも全体的にグラフが上に移動しておりおトクになる傾向です。しかしポイント還元率20%のグラフは依然ほとんどの条件で損することがわかります。

ドコモ料金への充当(還元率ごとの料金4900円へポイント充当グラフ)

【還元率ごとに比較③】料金5,000円(税抜)

最後に料金が5,000円(税抜)の例です。

上記4,900円(税別)より100円高くなっただけなのですが、充当前が5,000円ピッタリなので少し充当するといきなりマイナスからスタートします。全体的にグラフが大きく下に移動しており損する傾向になっています。ポイント還元率15%と20%はすべての条件で損しています。

ドコモ料金への充当(還元率ごとの料金5000円へポイント充当グラフ)

上記からdカードプラチナの初年度などポイント還元率が20%の場合、ほとんどの条件で損してしまうことがわかります。

【更に調査②】dカードゴールド、プラチナ利用者が活用できる可能性

dカードプラチナの入会初年度は還元率20%なので「ドコモ料金への充当」をおトクに活用することはむずかしそうです。ではdカードゴールドやプラチナの2年目以降の利用者が活用する方法がないかを模索しました。

結論から言うと、活用できなくもなさそうですが、得られるポイント数の割に大きな手間がかかりおすすめしません。

毎月固定の料金に充当する案【おすすめしません】

毎月変動する料金に対しポイント充当額を毎回調節するのはとても手間がかかります。

一方ドコモ光など毎月固定の料金ならおトクになるポイント充当額が一定ですので、それを毎月充当するのなら少し手間が減ります。毎月の「ショッピングご利用金額」が目減りする点が気にならなければおトクに活用できるかもしれないと考えました。

ゴールド、プラチナ(2年目以降)利用者が活用できる可能性
  • 利用料金に対するポイント還元率が10%である
  • ドコモ光のように毎月固定の料金がある
  • 損をしないように適切なポイント数を計算しておき毎月そのポイントを固定で充当する
  • ショッピング利用額の目減りが気にならない人

また2024年12月18日の発表によると「ドコモ料金への充当」が強化され「2025年7月(予定)からあらかじめ設定したポイント数を毎月自動で充当する機能」が追加されるようです。こちらが活用できるかもしれません。

【公式】2024年12月18日ドコモ報道発表

「dポイントクラブ」のサービス内容の変更および一部サービスの提供終了について
「あらかじめ設定したポイント数を毎月自動で充当する機能を追加」

しかしこの案にも落とし穴がありました。。。それは「料金充当特典」です。

せっかく月々同じポイント数を充当しようとしているのに充当特典分のポイントが翌々月に勝手に追加で充当されてしまいます。それを加味しておトクになる金額を充当しなくてはなりません。結局は毎月充当するポイントを計算する手間が出てしまいます。(これは公式サイトを見て予想した内容で、実際に試せてはいません。)

期間限定ポイントでよいので一般的なポイントとして加算していただきたかったです。

結果的にやはり私には「ドコモ料金への充当」は使いこなせなそうです。。。

まとめ

「ドコモ料金への充当」はdカード(ノーマル)の利用者にはおトクでおすすめです。

しかしポイント還元率の高いdカードゴールドやプラチナの場合は、条件によっておトクになる場合も損する場合もあるので注意が必要です。特に、dカードプラチナの入会初年度は無条件に20%の還元率になりますので、ほぼすべての条件で損してしまいます。

【余談】

「ドコモ料金への充当」はいろいろな要素が絡み合い非常に複雑なシステムです。今回の私の計算は考慮漏れや誤りがあるかもしれませんが、もし正しい場合、ドコモから使用上の注意として案内があった方がよいと思います。(わざと複雑にしているのではないかと邪推したくなります。。。実際はインボイス制度の導入や既存機能との関係など、いろいろな経緯があり意図せず複雑になってしまったのだと思いますが。一度、整理してわかりやすいサービスにしてほしいです)

今回、dポイントの使い方を検討する中で、この「ドコモ料金への充当」を調べてみました。現状「dカードご利用代金の支払いにつかう」機能の方が使いやすそうな印象ですが、変化があればあ記事を更新・アップしていく予定です。