2025年2月28日、ついに東京電力・東北電力エリアでドコモでんきの新規申込み受付が再開。
また、2025年2月から東京・東北の2エリアのみで残っていた電源費用等調整単価が撤廃されています。
ただ急に、
「電源費用等調整単価が撤廃になります」
と言われても、そもそも自分が得するのか損するのかがわかりません。
「お知らせ」2025年1月23日
しかし上記リンクは2025年2月の1か月のみの例です。電源費用等調整単価は毎月変動します。
そこで、ここでは2024年の1年間のドコモでんきの電源費用等調整単価の推移がどうなっていたのかを調べてみました。
また、関連する以下の変動する費用についても併せて調査しました。
- [A] 燃料費調整単価
- [B] 電源費用等調整単価 ← 2025年2月以降撤廃
- [C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金(ふかきん)単価
【結論】2024年は「電源費用等調整単価」は常にプラス(電気代が高くなる方向)だった。撤廃により電気代が安くなることが期待できる
2024年の実績について以下に表でまとめます。
2024年は[B] 電源費用等調整単価が常にプラス(電気代が高くなる)方向でした。
つまり2025年2月からドコモでんきで[B] 電源費用等調整単価が撤廃されることで利用者の電気代は安くなることが期待されます。
項目 | 2024年実績 |
---|---|
[A] 燃料費調整単価 | マイナス (電気代が安くなる方向) |
[B] 電源費用等調整単価 | プラス (電気代が高くなる方向) |
[C] 再生可能エネルギー 発電促進賦課金単価 | プラス (電気代が高くなる方向) |
小計([A]+[B]+[C]) | マイナス (電気代が安くなる方向) |
ただし[B] 電源費用等調整単価の撤廃に伴い、今後ドコモでんきが[A] 燃料費調整単価を高くしてくる可能性も考えられます。
今後の動向に変化がありましたら、また調査・報告したいと思っています。
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ドコモでんきの電気代の全体像
ドコモでんきの電気代は以下で構成されています。
- 基本料金
- 電力量料金
- [A] 燃料費調整額 ★
- [B] 電源費用等調整額 ★
- [C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金 ★
この記事では上記★の3つの項目について扱います。
この3つは何やらむずかしい言葉の羅列で内容が見えてこないですよね。1つずつ見ていきます。
[A] 燃料費調整単価
[A] 燃料費調整単価は以下の特徴があります。
- 毎月変動している
- 単価はエリアにより異なる
- 単価はドコモでんきと東京電力で同じ金額
- プラスになったりマイナスになったりする
2024年、東京電力エリアでは常にマイナス(電気代が安くなる)方向で、平均は-8.53円(税込)でした。
[単価] × [電気使用量] で金額が決まります。
【1か月の計算例】
[A] 燃料費調整単価(税込)×電気使用量(kWh)
= -8.53円 × 260kWh
= -2,218円(電気代から減額される)
※この例で使用した1か月の電気使用量260kWhは、ざっくり電気代が月1万円くらいの時の使用量に相当します。
[B] 電源費用等調整単価
[B] 電源費用等調整単価は以下の特徴があります。
- 毎月変動している
- 単価はエリアにより異なる
- ドコモでんき独自の金額だった(2025年2月以降撤廃)
- プラスになったりマイナスになったりする
2024年、東京電力エリアでは常にプラス(電気代が高くなる)方向で、平均は3.55円(税込)でした。
[単価] × [電気使用量] で金額が決まります。
【1か月の計算例】
[B] 電源費用等調整単価(税込)×電気使用量(kWh)
= 3.55円 × 260kWh
= 923円(電気代に増額される)
※この例で使用した1か月の電気使用量260kWhは、ざっくり電気代が月1万円くらいの時の使用量に相当します。
[B] 電源費用等調整単価が撤廃されるということは、2024年の実績からすると利用者の電気代は安くなる方向です!
ただし、今後ドコモでんきが市場動向等を加味し[A] 燃料費調整単価を上げてくる可能性がありますので、将来のことはわかりません。。。
[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価
[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は、は以下の特徴があります。
- 国が決めている
- どの電力会社でも共通の金額
- 1年ごと(毎年5月)に改訂される
- マイナスになることはない。(常に電気代が増える方向)
ちなみに現在(2024年5月~2025年4月)の単価は3.49円(税込)。
支払う金額は[単価] × [電気使用量] で計算されます。
【1か月の計算例】
[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価(税込)×電気使用量(kWh)
= 3.49円 × 260kWh
= 908円(電気代に増額される)
※この例で使用した1か月の電気使用量260kWhは、ざっくり電気代が月1万円くらいの時の使用量に相当します。
表で全体像を確認
ここまで見てきた[A]、[B]、[C]について、2024年の実績を以下に表でまとめます。
項目 | 平均単価 (税込) | 1か月の 金額 (税込) | 備考 |
---|---|---|---|
[A] 燃料費調整 | -8.54円 | -2,219円 | 東京電力と同じ額 |
[B] 電源費用等調整 | 3.55円 | 922円 | これが撤廃された |
[C] 再生可能エネルギー 発電促進賦課金 | 3.49円 | 907円 | 国が決める |
小計 | -1.50円 | -390円 | マイナスなので 電気代が安くなる方向 |
小計([A]+[B]+[C]のトータル)で見るとマイナス(電気代が安くなる)方向でした。この例の場合毎月390円減額されているイメージです。
更に[B] 電源費用等調整単価が撤廃されることで、この例の場合毎月922円分が更に安くなるイメージです。
グラフで2024年の推移を確認
ここで[A]、[B]、[C]について2024年の実績をグラフで見てみます。
ドコモでんきもでも似たようなデータがあります。(下記リンク)
しかし月ごとにページが分かれており、グラフになっていないので過去の推移がわかりにくいです。
そこでドコモでんき(東京電力エリア)における[A]、[B]、[C]の2024年の実績を確認しグラフにまとめてみました。

黄色の棒グラフ(小計)をご覧ください。
2024年は[A]、[B]、[C]のトータルがマイナス(電気代が安くなる)方向になっていたことがわかります。
2025年2月以降は[B] 電源費用等調整単価が撤廃されますので更に安くなることが期待されます。
しかし、今後ドコモでんきが[A] 燃料費調整単価を上げてくる可能性もあります。
まとめ
ドコモでんきの2024年の[A] 燃料費調整単価、[B] 電源費用等調整単価、[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価の推移を確認しました。
[B] 電源費用等調整単価は常にプラス(電気代が高くなる方向)でしたので、撤廃されることで電気代が安くなることが期待されます。
いったん喜んで良さそうです!
今後のドコモでんきの動きに注目です!
よろしければドコモでんきの全体像をまとめた以下の記事もご覧ください↓
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以上、ぴったり!検討ラボでした!