【ドコモでんき💡】推移グラフ「電源費用等調整単価」廃止で得する?2024年の燃料費調整単価は?

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2025年2月28日、ついに東京電力・東北電力エリアでドコモでんきの新規申込み受付が再開。

また、2025年2月から東京・東北の2エリアのみで残っていた電源費用等調整単価が撤廃されています。

ただ急に、

「電源費用等調整単価が撤廃になります」

と言われても、そもそも自分が得するのか損するのかがわかりません。

【公式】ドコモでんき

「お知らせ」2025年1月23日

「電源費用等調整単価」の撤廃について

【2025年2月14日 追記】

と、書いていたのですが、上記リンクのページが改訂されわかりやすい例が追記されました。ドコモさんありがとうございます。撤廃により1,329円安くなるという例です。(これは少し多めの使用量320kWhの例です。標準モデルの使用量260kWhの場合は撤廃により1,079円安くなる計算です。)

しかし上記リンクは2025年2月の1か月のみの例です。電源費用等調整単価は毎月変動します。

そこで、ここでは2024年の1年間のドコモでんきの電源費用等調整単価の推移がどうなっていたのかを調べてみました。

また、関連する以下の変動する費用についても併せて調査しました。

  • [A] 燃料費調整単価
  • [B] 電源費用等調整単価 ← 2025年2月以降撤廃
  • [C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金(ふかきん)単価

ここでは東京電力エリア(関東)の情報を中心に扱いますが、東北電力エリアも同様の傾向で、単価も近い値でした。

ただ他のエリアは傾向が異なりそうですのでご注意ください。(例えば関西電力エリアは[A] 燃料費調整単価がプラス方向になっていました。)

【結論】2024年は「電源費用等調整単価」は常にプラス(電気代が高くなる方向)だった。撤廃により電気代が安くなることが期待できる

2024年の実績について以下に表でまとめます。

2024年は[B] 電源費用等調整単価が常にプラス(電気代が高くなる)方向でした。

つまり2025年2月からドコモでんきで[B] 電源費用等調整単価が撤廃されることで利用者の電気代は安くなることが期待されます。

項目2024年実績
[A] 燃料費調整単価マイナス
(電気代が安くなる方向)
[B] 電源費用等調整単価プラス
(電気代が高くなる方向)
[C] 再生可能エネルギー
発電促進賦課金単価
プラス
(電気代が高くなる方向)
小計([A]+[B]+[C])マイナス
(電気代が安くなる方向)

ただし[B] 電源費用等調整単価の撤廃に伴い、今後ドコモでんきが[A] 燃料費調整単価を高くしてくる可能性も考えられます。

今後の動向に変化がありましたら、また調査・報告したいと思っています。

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ドコモでんきの電気代の全体像

ドコモでんきの電気代は以下で構成されています。

  • 基本料金
  • 電力量料金
  • [A] 燃料費調整額
  • [B] 電源費用等調整額
  • [C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金

この記事では上記の3つの項目について扱います。

この3つは何やらむずかしい言葉の羅列で内容が見えてこないですよね。1つずつ見ていきます。

ぴったり!検討ラボでは少しでもわかりやすくするために、これらの頭に[A][B][C]の記号を付けて記載していきます。

[A] 燃料費調整単価

[A] 燃料費調整単価は以下の特徴があります。

  • 毎月変動している
  • 単価はエリアにより異なる
  • 単価はドコモでんき東京電力で同じ金額
  • プラスになったりマイナスになったりする

2024年、東京電力エリアでは常にマイナス(電気代が安くなる)方向で、平均は-8.53円(税込)でした。

[単価] × [電気使用量] で金額が決まります。

【1か月の計算例】

[A] 燃料費調整単価(税込)×電気使用量(kWh)
= -8.53円 × 260kWh
= -2,218円(電気代から減額される)

※この例で使用した1か月の電気使用量260kWhは、ざっくり電気代が月1万円くらいの時の使用量に相当します。

[B] 電源費用等調整単価

[B] 電源費用等調整単価は以下の特徴があります。

  • 毎月変動している
  • 単価はエリアにより異なる
  • ドコモでんき独自の金額だった(2025年2月以降撤廃)
  • プラスになったりマイナスになったりする

2024年、東京電力エリアでは常にプラス(電気代が高くなる)方向で、平均は3.55円(税込)でした。

[単価] × [電気使用量] で金額が決まります。

【1か月の計算例】

[B] 電源費用等調整単価(税込)×電気使用量(kWh)
= 3.55円 × 260kWh
= 923円(電気代に増額される)

※この例で使用した1か月の電気使用量260kWhは、ざっくり電気代が月1万円くらいの時の使用量に相当します。

ドコモでんきでは、これまで[B] 電源費用等調整単価を東京電力エリアと東北電力エリアでのみ徴収していました。

しかし2025年2月以降、全エリアで撤廃されました。

[B] 電源費用等調整単価が撤廃されるということは、2024年の実績からすると利用者の電気代は安くなる方向です!

ただし、今後ドコモでんきが市場動向等を加味し[A] 燃料費調整単価を上げてくる可能性がありますので、将来のことはわかりません。。。

[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価

[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は、は以下の特徴があります。

  • 国が決めている
  • どの電力会社でも共通の金額
  • 1年ごと(毎年5月)に改訂される
  • マイナスになることはない。(常に電気代が増える方向

ちなみに現在(2024年5月~2025年4月)の単価は3.49円(税込)。

2025年3月31日追記
2025年5月~2026年4月の単価が発表されました。

3.98円(税込)

0.49円の値上がりです。
14%の値上がりです。
260kWhの場合、月127円の値上がりです。
何でもかんでも値上がりばかりですね。。。

支払う金額は[単価] × [電気使用量] で計算されます。

【1か月の計算例】

[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価(税込)×電気使用量(kWh)
= 3.49円 × 260kWh
= 908円(電気代に増額される)

※この例で使用した1か月の電気使用量260kWhは、ざっくり電気代が月1万円くらいの時の使用量に相当します。

表で全体像を確認

ここまで見てきた[A]、[B]、[C]について、2024年の実績を以下に表でまとめます。

<特記>
 ・2024年の実績
 ・東京電力エリア
 ・月260kWh使用の例(電気代1万円くらいのイメージ)

項目平均単価
(税込)
1か月の
金額
(税込)
備考
[A] 燃料費調整-8.54円-2,219円東京電力と同じ額
[B] 電源費用等調整3.55円922円これが撤廃された
[C] 再生可能エネルギー
発電促進賦課金
3.49円907円国が決める
小計-1.50円-390円マイナスなので
電気代が安くなる方向

小計([A]+[B]+[C]のトータル)で見るとマイナス(電気代が安くなる)方向でした。この例の場合毎月390円減額されているイメージです。

更に[B] 電源費用等調整単価が撤廃されることで、この例の場合毎月922円分が更に安くなるイメージです。

これはあくまで2024年の実績によるおおまかな計算です。将来どうなるかはわかりません。

グラフで2024年の推移を確認

ここで[A]、[B]、[C]について2024年の実績をグラフで見てみます。

以下の東京電力のサイトには過去の[A] 燃料費調整単価の一覧が出ています。

このページの「燃料費調整単価(低圧)」を開くと、下の方にわかりやすいグラフがあります。ここに記載の[A] 燃料費調整単価は、ドコモでんきでもまったく同じ金額です。

【公式】東京電力

東京電力エナジーパートナー

燃料費調整単価等一覧

ドコモでんきもでも似たようなデータがあります。(下記リンク)

しかし月ごとにページが分かれており、グラフになっていないので過去の推移がわかりにくいです。

【公式】ドコモでんき

そこでドコモでんき(東京電力エリア)における[A]、[B]、[C]の2024年の実績を確認しグラフにまとめてみました。

単価だとイメージしずらいので、月260kWh(約1万円)使った場合を想定した金額のグラフにしてあります。

ドコモでんき2024年の燃料費調整額の推移

黄色の棒グラフ(小計)をご覧ください。

2024年は[A]、[B]、[C]のトータルがマイナス(電気代が安くなる)方向になっていたことがわかります。

2025年2月以降は[B] 電源費用等調整単価が撤廃されますので更に安くなることが期待されます。

しかし、今後ドコモでんきが[A] 燃料費調整単価を上げてくる可能性もあります。

まとめ

ドコモでんきの2024年の[A] 燃料費調整単価[B] 電源費用等調整単価[C] 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価の推移を確認しました。

[B] 電源費用等調整単価は常にプラス(電気代が高くなる方向)でしたので、撤廃されることで電気代が安くなることが期待されます。

いったん喜んで良さそうです!

ただし[B] 電源費用等調整単価の撤廃や市場動向などを加味し、ドコモでんきが[A] 燃料費調整単価を高くしてくる可能性も十分考えられます。

公式では「撤廃によりおトクになります!」とか「損するかもしれません。。。」とかは言えませんよね。。。

【2025年2月14日 追記】

と、書いていたのですが、下記リンクのページが改訂されドコモさんは「おトクになります!」アピールをし始めました。(このことから[A] 燃料費調整単価 を高くする予定はないと期待されます!わかりませんが。。。)

【公式】ドコモでんき

「お知らせ」2025年1月23日

「電源費用等調整単価」の撤廃について

今後のドコモでんきの動きに注目です!

よろしければドコモでんきの全体像をまとめた以下の記事もご覧ください↓

【公式】ドコモでんき
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  • Greenならdカードプラチナ(初年度)は12% or 20%ポイント還元!
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以上、ぴったり!検討ラボでした!